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2月下旬からか3月始めあたりから

チャボはよく鳴くようになり、

日に日に段々ダミー声で鳴くほど異常な鳴き方をしていきました。

普段ほとんど鳴かない猫なので

絶対におかしい、何かあると確信し

自分なりに体チェックもしては

病院にも何度も連れて行きました。

血液検査は何度しても異常なし。

それでも納得できず、

自分なりにネットで調べたり、他の病院にも電話で聞いたりもしました。


色々自分なりに調べた結果

異常な鳴き方は、高齢猫に見られる症状の一つだそうで

認知症を疑い始めました。行っている病院に相談しましたが

治る薬はなく、サプリメント位しかないとのことでした。

異常な鳴き方は、脳の病気でも起こりえるみたいで

徘徊や同じ所をグルグル回る行動があるという点。


普通にご飯も食べて普通に歩いていたので鳴き声がひっかかる感じでした。

ご飯 チャボ


念の為、病院に脳の病気の事を聞いても

そこまではないでしょうという感じでした。


チャボが鳴いているのは何か原因がある。

動物に効果があった実証例の認知症のサプリメントを自分なりに調べて探したりしていました。

チャボの様子を毎日チェック。

日を増すごとに、異常な変な鳴き方をするようになりました。

病院に何回か連れて行っても何もできず

なすすべもなく・・・・

チャボの為に何も出来ていない自分に腹が立ちました。




5月ゴールデンウィーク。

ご飯も食べなくなって表情もしんどそうで

チャボが恐ろしいダミー声でずっと鳴き続け

同じ所をぐるぐる徘徊し始めました。

これはさすがに異常事態。

脳の異常だと自分は確信しました。

すぐ病院に連れて行き状況を説明。

血液検査の結果、

糖尿病の血糖値が高く、少しケトン体が出ているから

入院させるとの事でした。


私  『え、糖尿病よりも、チャボが異常な鳴き方で同じグルグル徘徊がとまらないのがなぜなのか
    脳になにかあるんじゃないんですか?糖尿病よりそっちが心配で病院にきたのです。』

先生 『猫で脳の病気はめったにないので。まずは糖尿病のケトン体が出てるので
     まずそれをなくさないといけないのでそちらの治療で入院させます』

専門知識のあるトップの先生がそう言いました。

今までの鳴き方や今回の異常行動を目のあたりにしている分、

なぜ異常な鳴き声と同じ所をぐるぐる徘徊するのか・・・

なぜ・・なぜなのか原因の答えが欲しかった。

納得いかない気持ちでしたが・・・

私は、ただチャボの病気を治したい


ここまでひどくなる程になった事態にチャボに申し訳ない気持ちでした。

でも入院したら、家にいるより

点滴や医療体制が整っているのでチャボの体が少しでも元気に戻るかもしれない

そんな感じでチャボをお願いしました。


毎日お見舞いに行くも元気もなく目もうつろ。

変わらず同じ場所をグルグル回っている。食欲もない。

かなりしんどそうでつらそうで。心から愛しいチャボが苦しんでいる姿は胸がしめつけられる思いでした。
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別の見習い先生に、脳の病気を疑っている事を話したところ

その可能性も十分あると思いますと話してくれました。

入院二日目のお見舞いにきた時

私の目の前でチャボは痙攣を起こしました。

初めてチャボが痙攣する姿を目の前にして大きなショックを受けました。

死ぬかもしれない恐怖と不安が一気に押し寄せたのを覚えています。

ちょうど見習い先生が来て、痙攣はおさまりました。

私 『確実脳の病気じゃないんですか』

見習い先生 『痙攣を見る限りその可能性は高いです。』

見習い先生 『脳のMRIを撮れば原因がわかるので撮るのであれば早い方がいいです。』

見習い先生 『ただチャボちゃんは、ずっと沈鬱でご飯も食べずしんどそうで
         体重も痩せてきている。体力的にMRIを撮れるかが心配です。
         MRIは全身麻酔をかけないと撮れません。
         今のチャボちゃんの体力をみると命を落とす危険もある』
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今の現状(徘徊・痙攣発作・沈鬱状態)を見てやっと脳の病気を疑った診断。

心の中で、遅い・・・もっと早くMRIを薦めてほしかった。

チャボがここまで危篤になるまで何も対処が出来なかったこと

今の最悪な状況でMRIを受けるという選択が命を落とす可能性も高い

色んな事が押し寄せてきて頭が真っ白になりました。

正直やるせない思いでしたし、悔しいの一言でした。


一刻も早く原因を突き止め、なんとか治せるのであれば治したい。

脳のMRIをすることを決断する。