こんにちは!新米(大体2カ月目)のウシオです。
今日は手捺染(てなせん)によるフルカラー染色
という染めの方法を紹介をさせて頂きます。
手捺染によるフルカラー染色というのはなんぞや?と
普通の染めとどう違うのか?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
手捺染によるフルカラー染色は
4色分解された4版による手捺染とも言います。
余計にハテナが増えそうですが
みなさまの家庭に置いてあるようなプリンターのインクは大抵
C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色ですが、
たったこの4色があれば、フルカラー印刷が可能ですね。
このC・M・Y・Kを、4枚の版に1色ずつ割り当て(4色分解)
1枚ずつ刷っていくことで、フルカラー染色というものは可能になります。
いかがでしょうか?伝わりましたでしょうか?
長い説明になってしまいましたね、では実物を見てもらいましょう!
【手捺染によるフルカラー染色】のテスト染め生地です。
どういった風に見えますか?
こちらの生地は職人の方が1枚1枚手作業でスクリーン染めしたものです。
れっきとした染めものなんですよ!
裏面です。こちらの素材はポリエステル生地。
↑上:ポリエステル生地 ↓下:綿生地
どちらも同じ版、同じ染料で手捺染したものです。
写真では分かりにくいですが、ポリエステル生地はつやつやとした質感。
ポリエステルと綿とでは、色の出方や全体の質感ががらっと変わりますね。
●アップ
色の点がたくさん重なってるのが見えますか?
荒めのプリント印刷のように見えますが、先ほど書いたとおり
職人の方が1枚1枚手作業でスクリーン染めしたものです。
大事なことなので2度言ってしまいました!
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