隅々まで拘りぬいた和太鼓衣装のご依頼を頂きました!
front
back
素材は綿、11号帆布。
厚手の生地は着た際のどっしり感が違います。

紫から紺色へ微妙に色合いの異なる全7色の図柄
グラデーションと、グラデーションの中まで描かれた龍や桜
複雑な柄を全て本染め(手捺染)で仕上げました。


口にすると「深み!」「味わい!」といった抽象的な言葉にしかできませんが、
見る人が見れば分かる表現ひとつひとつの裏側に垣間見える伝統的な技法に
どうしてか人は魅力を感じてしまうのです。

余談ですが、
このCGでなんでも表現できてしまう時代に
劇場公開された「スターウォーズ/フォースの覚醒」でも
特撮シーンが多用されたことを思い起こせば
懐古的な魅力に心打たれるのは何も日本人だけに限ったものではないと感じます。

そう、やはり本染めは趣きが違います。
up
桜は3色を使い分けて描かれています。
「遠目から見ても分からないが、近寄ってみると色の違いに気付く程度」
というお客様の拘りを実現いたしました。

また、良く見ると一部の桜の境界線が黒くなっているのがお分かり頂けるかと思います。
これは各色の版が重なった部分が二重に染まっているためできるもの。
「糸合わせ」「毛合わせ」などと呼ばれ
版ズレの際、隙間が白くならないよう予め柄が少し重なるように版を彫っているのです。
これぞ手作業の証明です。
gradation
手捺染でのグラデーション表現は網点(ハーフトーン)により表現されます。
近寄って見るとこの通り不均等に配された細かな点が見えてきます。
敢えて桜を避けずグラデーションの版が彫られているので
桜にも色が重なって自然と色が暗くなっていくよう表現されています。
inside
厚手の生地ですので色が裏側まで抜け切りません。
法被の内側はこのような仕上がり。
d_front
d_back
予備を着てみるとこの通り。
日の光に照らされると繊細な色の違いも目に映えます。

このブログで紹介できる記事は
インクジェット(フルカラー染色)が多くなりがちですが、
染め屋としてはやはり本染めをご紹介したい!

貴方も拘りつくした本染め法被作ってみてはいかがでしょうか?
オーダーメイド法被(はっぴ)
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京都府城京都府城陽市を拠点に活動し