新人おたむ日記

京都で布製品のオリジナル製品の製造卸販売を営んでおります ノムラアートプラントと申します。
このブログでは今まで弊社にて製作致しました製品の製作実績+猫情報を掲載してまいります。 拙い点が多々あるかと思いますが、ごゆっくりご覧頂ければ幸いです

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オーダーメイド品のご依頼はノムラアートプラントまで
お気軽にお問い合わせください。

2016年07月

3Lサイズの大きなアロハシャツのご依頼をいただきました!
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今回デザインは弊社とは別にデザイナーにご依頼されました。
柄のひとつひとつが非常に大きく描かれたインパクトのあるアロハシャツに仕上がりました。

総柄(シームレス柄)では
通常、1回の送りを20cm×20cm程度までに納めていただくことをお勧めしていますが、
今回の1回の送りは約65cm×約65cmと非常に大きい柄となっています。

このまま総柄として裁断、縫製を行いますと柄が大きすぎるため、
生地取りにより特定の柄がどこにも入っていないという事態が起こってしまいます。
そのため、柄としては総柄としてデザインされていますが、
加工はパネル柄と同様、決まった位置に決まった柄が入るように行いました。
総柄風パネル柄といったところでしょうか。
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今回のご注文は3Lサイズ1枚。
アロハシャツはSSサイズから最大6Lサイズまでございます。
(3L以上サイズは生地取りが異なるため、通常より単価が高くなりますので予めご了承ください)
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少量のご注文ですのでインクジェットによるフルカラー染色です。
裏側までは染まりきりませんので
写真の通りアロハシャツの内側は白いままの仕上がりとなります。
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非常に鮮やかな色合いでくっきりと細かい部分まで表現出来ています。
ポケット部の柄合わせもばっちりです。


総柄のデザインが好きだけど、柄が小さくなっちゃうのはちょっと・・・・・・
という場合には総柄風パネル柄が最適です!

自分だけのオリジナルアロハで夏の準備はばっちりです!!
オリジナルアロハシャツの問い合わせはノムラアートプラントまで!
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ミュージックフェスティバル用の法被のご注文を頂きました。
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お祭り以外での法被の出番と言えばキャンペーン衣装やLIVEの応援衣装など。
ミュージックフェスティバルは参加者との一体感がよりお祭りに近いとも感じますし、
海外発信のフェスに日本伝統の法被という取り合わせは趣深いものがあります。
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さて、肝心の法被はインクジェットによるフルカラー染色にてオーダーメイドいたしました。
波柄は既製品波柄法被と同じ柄ですので、同じ柄をカスタムメイドでも製作可能ですが、 
カスタムメイドの場合は柄を一つ一つ染めるのに製版が必要となります。

こちらの法被の場合、
背文字の「祭」、衿文字の「WE+ハートマーク」「ULTRA」、胸のロゴ
と4つ版が必要になり、その製版費用を考えますと少量製作には向きません。
(※製作枚数によってはカスタムメイドの方がお安くなります)


そのような理由から今回は
初めはカスタムメイドのご相談をお受けしましたが、
オーダーメイドによる製作をご提案させていただきました。
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生地は綿の中厚生地。
染め抜けはほとんどありませんので法被の内側は写真のような仕上がりとなります。
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Mサイズの予備を180cm強のスタッフが着てみるとこんな具合です。
やや小さめですが、法被は多少サイズに融通が利きますので十分着れます。
背文字の祭も大きく目立ってかっこいいです!
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OPP袋に入れてお届けです。

オーダーメイド法被(はっぴ)
カスタムメイド法被(はっぴ)のお問い合わせは
ノムラアートプラント まで

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オリジナルスカーフのご依頼を頂きました。
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美しい絵画作品を
フルカラー加工でそのまま106cm角の非常に大きなスカーフに仕立てました。

風呂敷、スカーフ、ハンカチ。
使用用途は違うため、それぞれに異なった生地を使用いたしますが、
実際のところ製作のノウハウは全てに共通しています。

弊社では風呂敷のご注文が最も多いですが、
もちろんその技術を持ってスカーフやハンカチも作れちゃいます!


さて、今回のスカーフに使用致しますのは
絵画の美しさを表現するため、最も発色良く仕上がるポリエステル生地。
中でもシルクのような手触りを持った高級素材です。
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非常に薄い素材ですので裏側からも透けて見えます。
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仕上がりの鮮明さは元となる画像の大きさ(解像度)に影響します。
今回はやや小さい画像を元に拡大させていただきましたので
接近してみると少しボヤけたような印象となります。
(写真はカメラ撮影によるピンボケもあるので参考程度に・・・・・・)

フォトショップでご入稿の場合は
少なくとも解像度200dpiで原寸サイズのデータをご用意いただければ
くっきりとした仕上がりが可能です。
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引退の記念としてお配りいただくため、大変たくさんのご注文をいただきました。
箱入れ、包装紙、熨斗巻きの状態でお届けです。


オリジナルハンカチオリジナル風呂敷のお問い合わせは
ノムラアートプラントまでどうぞ

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隅々まで拘りぬいた和太鼓衣装のご依頼を頂きました!
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素材は綿、11号帆布。
厚手の生地は着た際のどっしり感が違います。

紫から紺色へ微妙に色合いの異なる全7色の図柄
グラデーションと、グラデーションの中まで描かれた龍や桜
複雑な柄を全て本染め(手捺染)で仕上げました。


口にすると「深み!」「味わい!」といった抽象的な言葉にしかできませんが、
見る人が見れば分かる表現ひとつひとつの裏側に垣間見える伝統的な技法に
どうしてか人は魅力を感じてしまうのです。

余談ですが、
このCGでなんでも表現できてしまう時代に
劇場公開された「スターウォーズ/フォースの覚醒」でも
特撮シーンが多用されたことを思い起こせば
懐古的な魅力に心打たれるのは何も日本人だけに限ったものではないと感じます。

そう、やはり本染めは趣きが違います。
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桜は3色を使い分けて描かれています。
「遠目から見ても分からないが、近寄ってみると色の違いに気付く程度」
というお客様の拘りを実現いたしました。

また、良く見ると一部の桜の境界線が黒くなっているのがお分かり頂けるかと思います。
これは各色の版が重なった部分が二重に染まっているためできるもの。
「糸合わせ」「毛合わせ」などと呼ばれ
版ズレの際、隙間が白くならないよう予め柄が少し重なるように版を彫っているのです。
これぞ手作業の証明です。
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手捺染でのグラデーション表現は網点(ハーフトーン)により表現されます。
近寄って見るとこの通り不均等に配された細かな点が見えてきます。
敢えて桜を避けずグラデーションの版が彫られているので
桜にも色が重なって自然と色が暗くなっていくよう表現されています。
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厚手の生地ですので色が裏側まで抜け切りません。
法被の内側はこのような仕上がり。
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予備を着てみるとこの通り。
日の光に照らされると繊細な色の違いも目に映えます。

このブログで紹介できる記事は
インクジェット(フルカラー染色)が多くなりがちですが、
染め屋としてはやはり本染めをご紹介したい!

貴方も拘りつくした本染め法被作ってみてはいかがでしょうか?
オーダーメイド法被(はっぴ)
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京都府城京都府城陽市を拠点に活動し

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